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浦和戦後のトラブルについて

はじめに。BBの行動に何らの掣肘を加えられなかった者のひとりとして、投げ込みによる被害、危害を蒙ってしまったレッズサポに謝罪します。また聞くところによると、BBと激発したレッズサポの板挟みになりながら身体を張って混乱を阻止しようとしたレッズサポもいたそうで、そういった人たちには本当に申し訳ないことをしたし、自分がそのようにできなかったことについて恥じ入るばかり。

また、さまざまな意見が飛び交っているけれどこの騒動の発端を作ったのは公式リリース通りガンバ側に間違いない。上段にいたからゲーム開始前から投げ込みがあったのは見えていた。

今回の騒動について既に語りつくされているけれど問題を大別するとふたつ。

・ガンバサポの蛮行愚行
・主催者側の危機管理

選手間のトラブルの元となった「ワニナレナニワ」については、大分、名古屋、韓国、オーストラリア、そして埼スタ。それぞれの場所での感覚の問題。すり合わせていくしかないだろう、と思っていたらアウェーでは全面中止とか。じゃあ、もう何も言いません。

主催者側の危機管理に関してはこちらの関与できることではないのだけど、レッズサポとガンバ側との認識の違いをひとつ。レッズサポは封鎖を「ただの野次馬が大半」としているけれど、閉じ込められているこちらの感覚は全く違って「暴徒寸前の群集」だった。ゴール裏最上段から下を覗いたときには絶句し肝を冷やした。むろん示威目的とか、いつでも殴り込む意志があるのならそれは有りだろうけど、単に成り行きを見守りたいだけならレッズバーででも飲みながら待っていてほしい。もしかしたらレッズサポは気づいていないかもしれないけれど、あれだけの数はそれ自体が脅威だ。ましてや「レッズサポは怖い」イメージは根強いし、それを実証するようなメインからの投げ込みや侵入。あるいは封鎖された出入口の鉄柵に向けてバリケードを投げつける輩。こちら側としてはあの群集を単なる野次馬とは片付けられない。

サポーターの蛮行愚行についてはガンバ側に弁解の余地なく、いくつもの問題がある。

・昨年ヤマハスタジアムでの愚行にもかかわらず処分を行わなかったクラブの体質
・BBのやることに抑止力を持たない、ガンバサポーター

ひとつめはクラブの体質。今回は永久追放処分にするそうだが、今後別の団体が似たような事件を引き起こしたときに適切に対処できるか。先代社長はそれを出来なかったけれど、今回の件に関する対応の早さなどから金森社長には期待したい。

もうひとつのサポーター。実のところ、既にサポの看板を下ろしている身としてはこの問題に関して一切語る資格を持たない。それでも現場に居合わせた者として、またあの投げ込みは断じてサポートではなかったことを以って、口幅ったいながらも放言させてもらうと。BB関係の問題は昔からあった。あったが、かつてサポだった自分も含めてガンバサポの誰もが問題から目を背け続け、助長すらしてきた。それが今回の騒動に繋がっている。今回の騒動の遠因はガンバサポが作ったのだ。ガンバサポはその点を認識し、改めなければならない。でなければ第2のBBが出現した際には今回と同じことを繰り返してしまうし、グループであれ一般であれサポを名乗り自負するならそれくらい出来なければならないと思う。サポはファンとは違って特別な存在なのだ。放言おわり。

BBの蛮行が発端となったこのトラブルは隅から隅まで本当に糞だった。
今やJを代表する2チームのゲームでマスコミの注目も高く、ナショナルダービーなんて大層な銘を打たれ、NHK総合での全国放送。そんないちばん華のある舞台でガンバサポが蛮行愚行狼藉の限りを尽くし、挙句は前代未聞の大トラブル。
クラブやサポのイメージはもとよりリーグのイメージすら著しく損なうこの事件の当事者となった両クラブは、双方がリーグを代表するクラブであるからこそ厳しい制裁を受けなければならないと思う。個人的には双方のチームから勝ち点剥奪があってもいいと思う。そうなるとガンバは残留争いの中に叩き込まれるが、それでも構わない。世の中には目先の順位よりも大切なことがある。

あと。知り合いのレッズサポは「ガンバの対応が手ぬるかったり、レッズの方に重い制裁が下されたりしたら11月に万博を滅茶苦茶にしてやる」と息巻いている。「チケがなくても突破すればいい」「メインに陣取ってガンバ側の一般ファンに水風船を投げてやる」「レッズサポが押し掛けて囲みをする」「ガンバは一般客が減って困るだろうが、レッズサポが減ることはない」「それもこれもぜんぶ自業自得」などとかなり過激なのだがこれはレッズサポにとっては一般的な考えなのだろうか。だとすればガンバ側から仕掛けてしまったこととはいえ暗澹としてしまう。今回のトラブルにおけるいちばんの被害者は埼スタに来ていた一般客や一般ファンだ。そしてJリーグの裾野はその一般層に保たれている。いや、一般層が保たなくてはならない。Jリーグがコアな客層で固まりつつある現在、むしろ一般層をウェルカムにしなければならない。それはガンバもレッズもなくリーグ全体の問題で、だからこそJでいちばんのレッズサポが一般客を遠ざけるような真似だけは避けてほしいと願う。

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シーズン変われば即ち括目して相対すべし

大宮に負け。首位との勝ち点差は7。自動降格との差は5。首位から自動降格までの差は12しかない。つまり団子状態にあるわけで10位だからといって悲観する必要もない。この団子状態をもたらしたのはやっぱり名古屋、大宮、京都、大分、FC東京など中位から下位に沈むと目されていたチームが躍進しているからで、今年のJは上位から下位まで実力が非常に近くなっている。

ガンバが負けたのもフロックではなくって、今シーズンの大宮の勝ちゲームを見たことがあれば十分予想できたこと。まあ、それでも大宮がポゼッションでガンバを振り回すなんて昨年には思いもしなかった。昨年の天皇杯で山形を率いてガンバ相手にPK戦までもつれ込ませた監督にJ1戦力を与えればこうなるってことだ。

スポーツバーでビール片手に見ていたわけだけど、ゲームとしても非常に面白く、ポゼッションベースのチーム同士でゲームが途切れず1回あたりのターンが長いため、じっくりと見られるゲームだった。だけどいっぽうで守備に回る時間も長いものだから、これはガンバには堪える展開だなあ、と思っていたら案の定終盤になって動けない選手が次々にでてきた。今までガンバの相手をしてきたチームはこういうイヤさとの戦いだったのだなあ。

ただガンバの深刻さは別のところにもあって、それはバレーの不調。例えば開始早々の一本目のシュートなどはゴール右45度、バレーの型だったのだけどそれを外してしまう。調子のいいときならキャノンシュートをズドンなのだが、このところこれが入らない。前節の神戸戦も然り、メルボルン相手でも然りで、かなり難しい状態。でもシュートに至るまでの動きがなまじいいものだから西野監督も思い切って外せないだろうなあ、と胸中を察してしまう。

そんなだからもうちょっと我慢は続くだろうけれど、前半戦を終えて首位から勝ち点差10以内で粘れれば後半からの巻き返しの目はある。

余談。ファンを含めて強豪チームは得てしてそうなりがちなのだけど、もっと相手を認めればいいのに、と思う。今のところ大宮はボーナスステージでもなんでもなくて、いわゆる強豪ともがっぷり四つでゲームできる強いチームだ。だけど強豪は優勝を目指すが故に、相手を忘れ自分たちのことばかり考える。サッカーは相手あっての競技なんだから、相対的な力関係の見極めが重要になるし、その中での駆け引きが面白い。それを忘れると単に自分の言い分を通そうとするだけの我儘なチームになってしまう。ガンバが思わぬ負けを喫するときは大抵その手の慢心が見られる。

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